この記事の対象者
クレーマーなんかになりたくない!
クレームなんて最悪だよ。
頭いかれてるんじゃないの?
クレームを言う人間にはなりたくないです。
その前に人間性を直せよ。
いいお客さんになった方が得じゃない?
クレーム言うなら来るなよ。
このような方は、この記事を読むことで、クレームを言うことの価値に気が付き
「あぁ、私は提供されるサービスをただ受けるだけの受け身な大したことのない、ただのいいお客だ」と感じ直すことになるでしょう。
もちろん、素直に受け取りいい結果を出すことは大切です。
そのようなものを目指してもいいと思います。
ただ、本当に不満な内容について「伝え方」や「言葉」があるとしたら?
整理してみたいと思いませんか?
理由は、クレームを言うのもスキルがあるからです。
スキルということで、この記事を見たらすぐに使うことができます。
スキルは思いの強さは減る可能性がありますが、相手に伝わりやすくなるのと、 スキルによって成長することがあるからです。
クレームの種類
一応、確認のために書いておきますが、ここでのクレーマー(あなた)の立場は、「お客様」というのが前提です。
お金を払って何らかの提供を受けた立場というのが前提です。
ちなみに、お金を払わないで得たもので不満を言っていたら、社会不適合のように思いませんか?
何かの看板に不満を言っている人を、あなたはどう感じますか?
並んでいる商品に文句を「友だち間ではなく」お店の店員さんに言っていたら、あなたはどう感じますか?
言っている感想が最もだったとしても、ちょっと「?」と思いませんか?
そして、一般の人の意見を取り入れたい場合は、ちょっと聞きたいと思うかもしれませんが、アンケートと文句は少し違いますので、お金を払ったものに対して言う場合がクレームだということを確認しておいてください。
(注意)アンケートとクレームを間違わない!
①いかれた状態(その人がまともでも表現が理解できない)場合
「プーピー」
「うんこ」
「クソ」
「カス」
何が言いたいのかわからないのと、何の趣旨かぱっとわからないケース
②要求はないけど怒りをぶつける場合
「〇〇だと思うので、そういう断片的なのはどうかと思います」
というような、根拠や言い分や具体的な要求がなく、
何だかよくわからないけど「怒っている感情をぶつける」ケース
③具体的に〇〇が頭にきて訴えてる場合
具体的な不満や改善点などの要求があるケース
大きくこのようなパターンがあります。
自分はクレーマーじゃない、と思っている人は何もクレームを言う経験がないので、意味がわからないと思います。
この盲点は、本当に欠陥があっても「成すがまま」で、クレームを言うこともなく終わってしまうことです。
それがいけない訳ではありませんが、もし不満があるのなら一旦伝えないと本当に伝わらない可能性があります。
もし不満がたまった場合に、どのパターンに当てはまると思いますか?
単語や記号などで相手に伝わるものですか?
伝わるならいいです。
ここでお伝えするのは、「相手に心の内をさとって欲しい」とまでは思わないことが大切です。
(家族や親友などには打ち明けてもいいです。)
もしかしたら優秀な提供者が、記号や「プーピー」でもさとってくれるケースがあったとしても、それは客観的にかなり「不思議な」状況です。
ないことがなくても、それは「普通ではない」少し込み入り過ぎている、と考えた方が自然です。
重要なことは、「何がいいたいの?」「何を伝えたいの?」ということを少し整理することです。
そして、「特別に言いたいことがある訳ではない」けど、なんか怒りが溜まるからぶつけるケース。
これも、「何ていえばいいかわかからないけど」の部分を、なるべく「言いたい事」に変えて、「何で怒るか」というところに焦点を当てて、見えない不快感が原因だったら、その見えない不快感を注意深く観察してみて下さい。
言っても言えなくても構いませんが、「何に不満があるか」をよく観察してみてください。
ハイレベルなクレーマーのスキル
ハイレベルというと厳かなイメージがあるかもしれませんが、
「相手に具体的なクレームを伝えた」という事実を残せばOKです。
具体的でないと相手に伝わらないので、具体的に伝えることが先ず大切です。
ここでの具体性は、具体的であればよく、詳細に具体的ならよりいいですが、一応伝わるくらいの具体性なら大丈夫です。
一般的に〇〇のようなことを、□□と言ってぶつけている、とわかって残れば大丈夫です。
そして、それが改善されれば一番いいのですが、もし改善されない場合は、
「具体的に伝えた」けど「改善されていない」という事実を残すことが大切です。
この記事はスキルに偏っていて冷たい感じかもしれませんが、
実際は怒りの感情があるでしょう。
うまく言葉にならないのを言葉にするだけでも相当なストレスではないですか?
人間ですからそっちの方が自然です。
ここで具体的にするスキルとして、
「不満や怒っているという事実(どのくらい嫌?10段階で言うとどの位?)」と
「何が嫌で不満だったか(なんか、考えが違う、気分がよくない、内容が期待と違う、別のものがいい、など)」と
「どうして欲しい(これこれこういう風にしてください。〇〇が嫌なので△△にしてもらえませんか?返品・返金してもらえますか?など)」
この具体性がスキルで、
一文でも相手に伝わって第三者が理解できるくらいなら大丈夫です。
結構、何が嫌だったかまでは整理できても、
どうして欲しい、まではなかなか出てこないのではありませんか?
具体的にどうして欲しいまで整理出来たら、伝えることが出来ます。
さて、もしかしたら「あまり考えていないことだった」と思うかもしれません。
クレームを言う暇があったら、他のことをした方が有効的だ、と考えるかもしれません。
そういう選択肢もあることでしょう。
ただ、アメリカのような訴訟大国に比べて、日本は「諦めて選択肢を変える」ということが多いと思います。
これも悪い事ではない部分もありますが、本当に「不満」を伝えられないのは逆から見たら「一方的」「独裁的」のようにも思いませんか?
「洗脳」「そういうもん」これも意味があってそうなっていることがありますが、
クレームとして言えることと伝えることは大切です。
理由が理解できないのなら、説明してもらってもいいのですし、「嫌な態度」でサービスを悪くされたら「クレームを言う」ことが大切です。
近年のネット問題において、特定・個人に対しての「嫌がらせコメント」などの問題が深刻化しました。
これは、「顧客」ではない「視聴者」の立場で言う当記事の①のようなパターンで、
一応、訴えた結果犯罪になった事例があります。判例。
インターネットでなければ「侮辱罪」に当たるのですが、その事実によって相手が傷ついた度合いにより「傷害罪」適用もされる可能性があります。
ここが、インターネットでも趣旨が同じという意味で、犯罪になりました。
(当然ですがクレームでは犯罪にならず、合理性により提供者の方に責任がかかる場合もあります)
現状、追跡などのコストがかかる割に元を取れない、いわゆる「訴え損」で訴訟することをやめてしまう可能性が高い状況です。
クレーマーとして伝えるスキと犯罪への区別は、普通にしていればまず間違えませんが、
普通の感覚に自信がなければ、本当に勉強もおすすめします。
ちなみに勉強すると、犯罪をするって余程のことで、そうとう悪質ですから。
勉強しなくても気が付かなかった、当然そうだろ、という感覚です。
お役に立てば書いた甲斐があります。
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