占いを全く知らない亀子の物語【短編小説】

占い
スポンサーリンク

この記事の対象者

占いに依存するのはこわい事です。

占いに左右されなくても自分が切り開くものです!

占いはぴったり当たるし面白いのですが、より柔軟になりたい!

自分の星座しか関心が出ません。

前へ進んでいるはずなのに、他人のようになろうとしているみたい。

このような方は、この物語を読むことで、占いを全く知らなくても面白いように占いから見えることがある事に気が付くかもしれません。

1つの考えだけではなく、他の視点です。

人は1つの理論から様々な成長やアイディアを出して前進しているのですが、

前進している過程で、他の性質を学びながら理解して成長していることがあります。

この物語は、そのことに気づかせてくれるでしょう。

理由は、そのことに気が付くようなストーリ―だからです。

スポンサーリンク

占いに全く興味がない亀子

亀子は全く占いに興味のない20歳の大学生です。

その興味のなさは異常なほどで、

周りも占いの話はしないし、生まれてから全く占いに関心がなく自分の星座もわからないくらい気にしてないのです。

占いに縁がないだけでなく、自分の星座にも関心を持たないで生きてきたかと驚くほどです。

そんな亀子は運動部でゴルフをやっています。

部活内で大会にも出ていて、20人の部員で8人が予選をクリアするようなピンキリの状況です。

その頃大学内で海外留学の話が流行っていました。

亀子も短期でも留学をしたいと思っていました。

部活以外でも短期留学が流行っていて、帰って来た人からの話も聞いていました。

その人はタイに3週間短期留学で英語とルーシーダットンなどと観光やその他の話をしていました。

またある人はフィリピンに英語とIT学習に1ヶ月行ってきたそうです。

そのような話を聞いて、亀子はオーストラリアの短期留学を考えていました。

リーズナブルな上に、国内の試合よりも小さなミニツアーという大会が頻繁にやっており、その小さな機会が将来に役立ちそうと考えていました。

部活の練習やトレーニングが終われば1人になって英語の勉強に力を入れていました。

その様子を見ていたアイススート部スピードスケート選手の射手子ちゃんが話しかけに来ました。

「亀子ちゃんはゴルフ部なのに英語を勉強してるよね?もしかしてメジャーに興味があるの?」

たまたま体育で仲が良かった射手子ちゃんが図書館の一角のカフェテリアで声をかけられて、驚きました。

「あぁ射手子ちゃん!急にびっくりした。いや、照れくさいけどちょっと興味があって、、そのために英語の勉強が面白くなるんだ。」

射手子ちゃんも今はスピードスケートをやっていて、種目を変えてもメジャー思考があり、英語が得意で好奇心旺盛でした。

射手子ちゃんも頻繁に色んなところに行ってきて新鮮です。

射手子ちゃんと話を楽しんだ亀子もミニツアーに関心があり短期留学に行く計画をたてました。

費用として20万を切るくらいで、なるべくメジャーの世界を知りたいと思いました。

1ヶ月という短い期間でしたが、マックスに試合に参加することは出来なかったのですが、週1回3日のミニツアーに3回出ました。

それ以外はゴルフ漬けで地元のプレーヤーと気軽な英語、簡単な会話をして満足していました。

大会を含めて週6日でラウンドし、なるべく集中して練習をしました。

初めのミニツアー大会までに10日練習する計画で、帰る3日前に最後の大会をもってくるようにして練習しました。

英語は簡単な会話で満足して練習に集中しました。

とても優勝には届かないのですが、目標を下げて安全なスコアメイクを意識し

最後の大会でたまたま競合選手が別の大きな大会へ集まり、運もよくベストスコアで72で4位になりました。

80,000円の賞金を獲得し留学費を半分近く回収することができました。

帰ってきたら留学経験のある射手子ちゃんはもう少し英語が出来ることに気が付き、英語の勉強に力を入れなったことに気が付きました。

しかし、たまたまフィリピンに留学に行ってきた人も同じくあまり英語ができていないという話を聞きました。

射手子ちゃんとスポーツと外の世界に関心が出たことで価値観が合い、気が合いました。

射手子ちゃんは占いも少しは関心を持ち活かしているのに、亀子は関心がないのが不思議です。

その頃いよいよ真面目に勉強しないといけないと思った亀子は、真面目に勉強することにしました。

真面目に勉強に励むと少しは勉強に興味が出てきました。

読書を推進されれば読書も空き時間にすることが楽しくなり、段々心理学や法律や経済にも興味が出て教授の好み(いいか面白いかつまらないか)が出てきました。

レポートなんかより学ぶことに興味が出て、図書館に通っているころ

たまたま乙女子ちゃんの勉強している姿を見て、話しかけました。

「いつもすごい勉強熱心だよね。何を勉強してるの?」

乙女子ちゃんは司法試験の勉強をしていました。

来年受験するので、もう残り5カ月しかないということでその勉強風景がすごかったのです。

基本的に図書館には決まった時間で帰って勉強しているようで、その勉強している姿が、勉強の虫とはこういうことか、、と感心しました。

亀子もそんな様子を見て勉強に励みました。

今からではそんな難しい試験は厳しいから宅建の勉強を始めました。

亀子はそれから勉強が好きになってきたのですが、乙女子ちゃんのようにすごく勉強家で頭がいい人を知っているから、そういう人が博士課程に出て、きっと実務家ではなく研究者になるのかもしれない、なんて考えました。

もう少し外向的な天秤子ちゃんも司法試験を勉強していましたが、天秤子ちゃんのような人が弁護士になるんだろうな、なんて考えました。

亀子は占いに関心がなかったのですが、なんとなく同じことをしていても人によってタイプが違うことに関心が出て、初めて星座を見て見ました。

初めて自分の星座を見たら、あんまりしっくりこないけど水瓶座でした。

射手子ちゃんと気が合うから占いを見ても射手座の方がしっくり来て、本当にそうなのだろうか?ともっと深いんだろうな、と関心が出ました。

10年後、その時はわからなかったけど、全部意味があったことに気が付きました。

あの時勉強しなかったら、社会的な出来事にも関心が出なかったのです。

好きで勉強したのではなく、周りの環境があって目の前のことだけ考えていたのに。

亀子はほとんどの人が自分の星座くらいは興味があるだろう星座などに全く関心を持たないで生きてきましたが、振り返ってみたら星座を見ていただけではしなかっただろう経験をして、その結果亀子(水瓶座)らしいようになってきているのです。

他の人も占いに興味があったり関心がなくても、その人らしく生きていて

あぁ、この人も占いに全く不機嫌そうな顔をするけど、理由がわかるな、その通りだな、と面白く眺められるようになりました。

亀子は、12星座が占いのほんの一部であることを知り、

他の見方があることを知って、占いに縛られる必要はなく、

自然に生きていればその人らしく生きているということで占いの本を閉じました。

おわり

おわりに

この物語はフィクションです。

登場人物は全て架空上の人物です。

風の時代といわれる今、個の働きがますます自由になってくるといわれ、

常識が破壊されてきました。

どんどん軽くなってくる、ということで水瓶座が参考になると思い、頭が固い時から変化する過程で本人はテキストや本の言うように前向きに前進しているのに、何をするかで他の星座の性質に寄って来ることに気が付くと思います。

思ったらすぐ行動!挑戦が大事と思ってすぐ行動を意識していたら

何も意識をしていない牡羊座が自然にそうしている。

勉強に励むと乙女座は遥かにもっと専門的で安定している。

お金儲けに走ると、自然に獅子座がお金に強く、目につく。

ひとつのことにどっぷり漬かってしまうと、双子座がのめり込まない割には要領よくやっていってしまうのに努力では追い付かず、真似できなくでも自分の得意なことをしよう、と思ったり。

人は他の性質の中でくるくる回っている、なんて思わず、目の前のことで試練であったり目標や夢のために、確かな理論や哲学のもとに前進していると思います。

そう思うと面白いですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました